亡き兄姉の思い出!その2

ところがある時、兄が訪れたのでびっくりしました。きっと文通でもして仲良くなっていたのかもしれません。兄の介抱で姉は助かりましたが、兄と姉の仲がいつの間にこんな仲になっていたのかと不思議に思ったわけです。私は女学生でしたのであまり感心なかったのですが、それからニ、三年後に兄と姉は京城で愛の巣を造る事になりました。その間いろいろな問題が起こったのです。姉は最初から兄と上手く結婚出来ませんでした。心の隅に忘れられないものを抱きながら、昔ながらのしきたりの見合いが始まったのです。それが京城という場所であった事がそもそも兄との縁を結ぶ原因となったわけです。そしてその見合いの相手は郵便局の局長の次の方で、相当の年配で給料もたくさんとられている様聞いていました。ところがさあお見合いとなると、その方の頭に髪の毛が一本もはえていないのでびっくりしたらしいのです。”病気じゃないのかしら”と姉は逆上するばかりに家を飛び出し”兄の下宿に”走ったのです。それから一年程姉は、満月と言う料亭(父の銀行時代の女中)に遊び時折兄と会い愛は益々実った様です。そしてついに結婚となり新居を構えました。

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